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目の前の仕事にスムーズに着手する方法

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課題の解決に最も重要なのが、着手することだ。

着手しなければ、解決はおろか事態の進展もないからだ。

我々はやりたいこと、得意なことは難なく着手することができる。

そこには何の障害も感じず、スムーズに着手に移行できる。

本来は、着手する瞬間が最もエネルギーを消耗する。

できるかどうかわからない時、やりたくないがやらなければならない時、

怖くてたまらないが踏み出さなければならない時、強い意思をもってその障壁を乗り越えなければならない。

 

着手する瞬間、我々は試される。

次々と不安が押し寄せてきて逃げたくなる。

このとき、自分の内側から湧き出てくる恐怖とどう戦えばいいのだろうか。

 

着手するために

一般的に課題への着手は早ければ早いほどいい。

それはわかっているが、やろうと思ったと同時に着手をためらってしまう。

その間、課題は放置されたままだ。

そして時間の経過とともにどんどん着手しにくくなっていく。

課題への着手は実は意外に難しい。

着手していない状態というのは、着手への抵抗が強く働いているときだ。

原因は様々あるが、突き詰めるとその根本は不安や恐怖であることが多い。

こうしていろいろ考えている間、ネガティブ材料を発見し先送りの正当化をしてしまう。

これでは着手できず、解決に向かわない。

 

実際、着手できる時というのは、あまりごちゃごちゃ考えていない。

着手のコツはあまり考え込む前に勢いのまま飛び込むことだ。

俺はやれる!という意気込みがある間に踏み出すのだ。

良いスタートダッシュを切るためには、不安材料が増殖する前に思い切って踏み出すことが、重要である。

 

着手するときに大切なノリと勢い

解決する意思や気持ちといったものはロケットで言う燃料のようなものだ。

燃焼効率が落ちていては宇宙まで飛び出せない。

この燃料をいかに爆発力あるものにし、自分を打ち出すかにかかっている。

この推進力にはノリと勢いが大切だ。

むしろ、ノリと勢いだけで事態が解決することが多いほどだ。

 

周りを見渡してみても、勢いだけで仕事をしている人が意外に多いことに気付く。

質問をしても的を得ない答えが大声で返ってくるだけであったり、ひたすら同じセリフを繰り返す人もいる。

彼らの言い分には説得力がないが、とにかく圧力はある。

 

説得力とは、意外にも声の大きさだったりする。

どんなに説得力のある根拠を集めても、どんなに素晴らしいアイデアがあっても、

それを強く打ち出せる後押しが無ければ弱々しいものになってしまう。

 

勢いは、解決に必要な手段と並行して大切な要素であり、この2つは車の両輪の関係だ。

片方に頼ったやり方では迅速な解決にならない。両方必要だ。

逆にノリや勢いを伴わない、あるいは消極的な姿勢の時は、あまりうまくいかない。

声が小さい、ハリがないだけで信用が落ちてしまうのが現実だ。

事態の解決に関しても、手段だけではなく、勢いも重要になる。

自分の意見を主張したり、アイデアを実現させるためには、勢いを大切にしよう。

 

我々のやる気をそぐもの

せっかくのやる気を削ぐものの正体とは何なのか。

着手を諦めてしまう人の頭の中を覗いてみよう。

 

・着手を止めてしまうプロセス

我々はときどき、目の前の課題に対し、その難しさに戸惑い、怖気づく。

一度ネガティブに振れた思考の針は、どんどんネガティブに振れていく。

最初はちょっとした不安だったものが、どんどん増幅し、悪い予感や大きな不安、恐怖に変わっていく。

このネガティブの増幅を止められずにいると、頭に浮かぶ未来予想図は、ネガティブなものに支配されていく。

 

こうなると現状のままの方が安全だと考えるようになる。

着手したところでリスクが大きすぎる、それならやらない方がマシだと考えるようになる。

こうして着手しないことの正当化の材料を見つけると、これを論拠に着手しないことの正当性を、自分に納得させようとしたり外部に訴えたりする。

それが第三者から見て説得力が低いものであっても、追い詰められた本人にとっては立派な自己弁護材料になっている。

 

いつも先送りの出発点は小さな不安だ。

やったことがなくて不安、以前失敗したから不安、といった小さなものだ。

このような認識が、自分の自信を削ぎ、悪い予感につながる源泉となる。

課題の解決に向けて、不安は小さい段階で対処しなければならない。

●参考リンク:不安の拡大解釈 

 

根拠のない自信とは

一方で、第三者から見て大きな不安材料があるにもかかわらず、飛び込める人がいる。

彼らの持つ根拠のない自信とはどこから来るのだろうか。

人間は、現状のままでいたい気持ちより、現状を変えたいと思う気持ちが強い時、行動に着手することができる。

 

現状を変えたい気持ちは、例えば責任感であったり、義務感から発生する。

例えば、会社で与えられた仕事はこなさねばならないし、使った分の料金は払わなければならない。

このような義務感だけではなく、こうなりたい、こうでありたいという気持ちも持っている。

その理想像に近づきたいという気持ち、つまり現状のままでなんていられないという気持ちが、本人のやる気を加速させる。

 

このとき根拠のない自信と呼ばれる「超やる気」が発生する。

根拠のない自信とは、現状でいることに恐怖を感じたとき発生するものだ。

例えば、言葉も通じないのに海外に留学や売り込みに行く人がいる。

無茶な交渉に飛び込める人、誰も成功したことがない困難に挑戦する人もいる。

彼らはこうした根拠のない自信を身にまとい、出かけていく。

彼らは別にヒーローになりたいわけではない。カッコつけているわけではない。

そして非現実な挑戦ではない。彼らの中では。

●参考リンク:選択の法則│必ず心理的ハードルが低い選択肢を選ぶ

 

どうすれば着手できるか

今の自分にとって目の前の課題の心理的ハードルが高ければ高いほど、困難なものであるほど、モチベーションが必要となる。

今の自分を無視した無謀に高い目標設定は、成果につながらない。

よし、これならやれそうだ、と思えるくらいがちょうどいい。

しかし、現実には実力を無視した課題がどんどん押し寄せてくる。

どのような気持ちの持ち方、考え方で、俺にもできる!と思えるようになるのだろうか。

 

①課題への心理的ハードルを下げる

課題への心理的ハードルが下がれば、感覚的な難易度が下がり、取りかかりやすくなる。

思ったより難しくなさそうだ、と感じることができればよい。

 

・過去の蓄積を総動員する

困難に感じるものはたいてい、未経験のものだ。

しかし、どんな困難もこれまでの自分の経験を総動員すれば対応できるものばかりだ。

過去に共通する経験があったことを思い出し、あのときのやり方で進めればいいのか、と感覚を思い出そう。

 

・状況をシンプル化

問題が複雑だと思考が発散し、着地点を見失う。

これでは地に足の着いた思考ができない。

このような場合は、問題を細分化またはシンプル化して捉えなおし、思考の暴走を抑えよう。

「要は、ここでは○○すればいいんだな。」と思えればいい。

こうして落ち着きを取り戻すことができれば、着手もしやすくなる。

●参考リンク:スピーディな解決に導く「シンプル化」の重要性

 

②デメリットを確認する

自分の位置に対し課題が困難であると壁のように感じてしまう。

しかし、着手しないことの悪影響を想像することで、着手しやすくなる。

 

・着手しないことのデメリットの確認

課題に着手できず放置することによるデメリットの確認をしよう。

例えば、ノルマを達成しなければならないが、どうしても気が乗らない場合は、

そのペナルティを臨場感をもって想像しよう。

上司の叱責、周囲との評価の差、給料への反映などなどを想像できた時、我々はその恐怖にせかされることになる。

この恐怖パワーを逆に利用し、自分を奮い立たせる強力なバイアスに利用しよう。

●参考リンク:メリットとデメリットを比較する

 







■おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本記事が、読者の悩みや苦しみ、辛い気持ちを少しでも緩和し、前向きになれる気付きや希望を提示できたものであれば、筆者としてこれほどうれしいことはありません。
ひいては、読者が抱えている困難の克服や夢の実現を通して、社会と人類への貢献につながることを願ってやみません。

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