健康

うつを再発しやすい人の特徴とうつの再発防止策

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うつに限らず、どんな問題も根本的な対策を講じない限り、問題は再発する。
表面的な対応はその場しのぎにしかならず、問題を先送りしているだけに過ぎない。
はたして、一般的に聞かれるうつの再発防止策は、うつの問題の本質を突いた対策になっているのだろうか。

うつの再発率は、他の病気に比べて突出して高い。
それは、うつに対する再発防止策に見直す余地があることを示している。

うつになってしまったり、その再発を防ぎたいと思うなら、単純な「性格の問題」や「気の持ちよう」として片づけるのではなく、
しっかりと自分の内面に向き合い、問題の本質を突いた対策をしなければならない。

 

「うつ」を再発しやすい人の特徴

どんな病気や問題も、根本的な対策をしない限り、再発する。
「うつ」も同様で、根本的な部分に注目しなければ、どんな対策も空回りに終わり再発するだろう。

「うつ」を再発しやすい人は、ストレスを抱え込みやすい考え方をしている。
しかも、その考え方が自分を苦しめていることに気付いていない。
あるいは、気付いているのだが、どうしてもやめられない。

この「うつ」になりやすく、再発を誘発する考え方とは、どのようなものだろうか。

 

常識的

判断はすべて常識に照らし合わせたもので、考え方や行動はすべて常識的なものである。

常識を重視するあまり、自分を常識に無理にでも合わせようといつも無理している。

 

我慢強い

忍耐力があり、どんなつらい事にも我慢して耐え抜く力がある。

たとえ理不尽な要求をされても、ひどい扱いがあっても持ち前の我慢で難局を乗り切る。

 

責任感がある

自分の役割をよく理解しており、自分の仕事を途中で投げない。

自分の都合よりも仕事や役割を優先し、やり切るために全力を尽くす。

 

いい人

人と接するときには、常に他人の気持ちや立場を汲み取った態度で接する

とにかく他人に迷惑をかけないことを優先し、自分の立場が悪くなってもいい人像を崩さない。

 

完璧主義

常に高い完成度を目指しており、決して力を抜かない。

むしろ完璧でなければならないという脅迫観念に襲われていて、妥協することができない。

 

うつを再発しやすい人の考え方 まとめ

うつを再発しやすい人の考え方は、自分を「弱者」だと誤解した発想に基づいている。

そして、弱い自分を守らなければ!という強い思いにせかされるように、否定や非難を避けるために、他人の都合や常識を優先したり、非の打ちどころのない完成度を目指そうとしてしまうのである。

しかし、本人にはそうして意識が全くなく、当たり前のことを当たり前にしているつもりなのだが、自分を押し殺して無理に頑張りすぎているため、知らないうちに多大なストレスが溜まっている。

 

「うつ」が再発するメカニズム

「うつ」にも、そこに至るまでのメカニズムとプロセスがある。
これを理解した上で対策をしない限り、再発の可能性は高いままだ。

再発を防止するために、メカニズムを理解しておこう。

 

「うつ」に至るメカニズム

我々は普段の生活の中で、様々な出来事に直面しストレスを抱え込む。
一方、このストレスを受け止め、消化することでストレスの蓄積を防いでいる。

また、ストレスを受け止めたり、消化するためには、エネルギーを消費する。
つまりストレスが大きいほど、あるいはストレスが多いほど、その人はエネルギーを消耗する。

我々の日常はストレスが多いが、例えば、仕事や人間関係でイライラを感じても、他の仕事に集中している間に気にならなくなったり、次の日には忘れていたりする。

しかし、押し寄せてくるストレスの量と消化するストレスの量のバランスが崩れ、常に処理しきれないほどの大きなストレスを抱え込んでいると、エネルギーがどんどん奪われ、ついにエネルギーが完全に枯渇した状態になったとき、うつになる。

ストレスを処理することはおろか、感情を処理することも、前向きに考えることもできず、自分の存在そのものや人生にまで悲観的なものの見方しかできなくなり、生きているより死んだほうが楽だという解釈をするまでになる。

 

「うつ」が再発する理由

うつが再発しやすいのは、ストレスを抱えやすい習慣を見直していないからである。

上記「うつを再発しやすい人の特徴」に示したような姿勢は、積極的にストレスを集めに行くものであり、このような姿勢を変えることができなければ、相変わらず「うつ」になりやすい体質に変わりはない。

我々は、目に見えない分、ストレスの扱いが雑である。
見えないからこそ、真面目に仕事に打ち込む人は、ストレスの処理をないがしろにする。
つまり、手を抜かない、責任感が強い姿勢が、逆にあだとなり「うつ」に近づけているのである。

もう一つの問題は、一度「うつ」になってしまったことで、もともと低い自己評価をさらに下げることになり、余計に悩みを抱えやすくなってしまうことだ。

うつになってしまうなんてダメなヤツ、みんなに申し訳ない、俺は甘えているのか…?
こうした思いに駆られ、さらにストレスを抱える結果になり、再発を招きやすい。

 

「うつ」の再発防止策

再発に限らず、「うつ」の防止には、ストレスを抱えやすい考え方を見直さなければならない。

自分にストレスをかけてしまうような判断を反射的に下すのを止め、自分に課している厳しすぎるルールや強迫観念を緩和し、過剰にストレスを受け取らない様にしよう。

 

緊張しすぎている現実を知る

まず、対策の前に自分が置かれている状況が異常であることを認めるところから始めよう。
あなたが過ごしている日常は、異常なほど緊張感に満ちている。

仕事を任された時、自分の意見を言う時、あるいは意見を求められた時、将来について考えた時、何か物を買うとき、ありとあらゆる瞬間で、緊張感を感じたり義務感のようなものを感じたりしないだろうか。

「○○しなければならない」「○○でなければならない」という言葉が自然に出ていたり、「何をやってるんだ!」「早くしろ!」という幻聴が聞こえたりしないだろうか。

実は、「うつ」にならない人は、そこまでの緊張感を請け負っていない。
常に全力で戦い続けているわけではなく、10%ほどの余裕を必ず残している。

こうした余裕を残した考え方が必要である。
何でもかんでも100%のフルアクセルでは、エンジンも壊れるしカーブも曲がり切れない。

どんなに真剣でも少しの余裕を確保しておくことが、賢い生き方というものである。

 

自分の疲れ具合は自分できめる

疲れを無視しているから、疲れやすい体質のままなのである。
つまり、たまったストレスは処理しなければならない。

うつになりやすい人は、とてもまじめで一生懸命に頑張っている。
どんなに疲れても、「休んでいる場合ではない」「もっと結果を出さなければ」「一区切りしてから休もう」
などと、休むことを許さなかったり先送りする。
これでは、とても疲れるしストレスが溜まって当然。

だから、努力した分、全力で戦った分、同じくらい全力で休むことにしよう。
借りた金は必ず返すように、負担をかけた頭と体をしっかり癒すこと。

こうした習慣を身に付けて、ストレスをためないようにしよう。
再発させたくなければ。

 

合格点を目指す

うつになりやすい人は、完璧でなければならないという思いにかられている。
これは明らかにプレッシャーを抱えすぎである。

これからは、課題や試練には、完璧ではなく現実的な合格点を見つけ、そこを目指すようにする。
目指すべきは完璧ではなく、合格点だと考えられるようになれば、これまで過剰に感じていたプレッシャーが緩和される。

仕事の完成度だけではなく、部下を持つ上司として、あるいは男として、の在り方も見直そう。
「こうでなければならない」という脅迫観念を止め、「完璧でなくてもいいはずだ」と考え直すようにしよう。

こうしてこれまで無駄に抱えていた、自分へのプレッシャーをどんどんカットしていこう。
そうすれば、どんどん身軽になり、前向きに考えることができるようになり、

逆に仕事や人生に積極的になれ、目指す姿に近づけるようになるのである。

 

未知への不安は無視する

うつになりやすい人は、起こってもいない未知の事態に対しての不安が大きい。
将来や予想される事態への対応を考えることは重要だが、起こっていない分想定される事態は無限大にあり、不安も無限に膨らむ。

これからは、未知への不安を考えすぎないこと。
考えれば考えるほど、どんどん不安は大きくなっていく。全くきりがない。

「見込みがあればGOサイン。あとは何とかなるだろう。」

そして実際に、何とかなるものだ。
その証拠に、何とかなった結果の積み重ねが、自分の人生そのものだからである。

 

「うつ」の再発防止策 まとめ

このようにして、無駄に受け取っていた過剰なストレスを少しずつ削ぎ落していこう。

常に「無駄に大きすぎる緊張感を背負い込んでいないか」を自分に問いかけ、適切な量の緊張感だけを受け取るようにしよう。

自分の考え方次第で、受け取るべきストレスの量は自分で調節が可能なのである。

 

「うつ」の再発防止策に関する注意点 常識を疑え

一般常識として、「うつ」への対処、再発防止策は、次のようなことが挙げられる。

  • 気にしすぎない
  • 一人で抱え込まない
  • 散歩する
  • 有酸素運動が良い
  • 日光に当たる、食事に気を付ける、…

これらは全部、無視して良い。
なぜなら、「うつ」になんてなれない人の机上の空論だからだ。

うつになる人は、そもそもそれができない考えの持ち主。
箸の持ち方を知らない外国人に、箸の使い方を教えているようなもの。分かり合える日は来ない。

だから、一般論や上司、あるいは会社の保健担当や、行政機関、医療機関に至るまで、アドバイスを仰ぎ、それを実行してもなんだか信じられないとか、煙に巻かれた気分になってしまうのは、「うつ」になった人に寄り添った考えではないからだ。つまりウソばっかりなのだ。

一般論や賛同者が多いからと言って正解とは限らない。
そして、誰かにとっての正解は、自分にも正解とは限らない。

何が正解なのかを突き止めるには、やはり自分で研究し自分で問題の本質をつかまなければならない。
これは「うつ」に限った話ではなく、人生全般に言えることである。

もし、うつの再発防止として「こんなので本当に再発防止できるのか?」と違和感と感じたら、おそらくそれは、その人にとって正解ではない。

上記の「「うつ」を再発しやすい人の特徴」として、「常識的」な人を挙げた。
常識は大切だが、常識だけが正義ではないということを、知っていただきたい。

 

まとめ

自分にとって得意なものはどんなものだろうか。
あるいは、趣味のように充実した時間を過ごせるもの。

こうした好きな時間を過ごしているときは、とても気分は軽く、積極的にもなれる。
緊張感や使命感など全くなく、完璧なんて目指さない。

失敗しても気にしすぎることは無く、むしろ仲間と笑いあう。
あるいは、挫折を経験しても上を目指す気持ちが早期に立ち直らせる。

こうした気持ちに余裕のある時間の過ごし方を人生のあらゆる場面でしたいものだ。
「うつ」になりやすい人は、明らかに自分にプレッシャーを抱え込みすぎている。
その緊張感でいつも体中がガチガチに固まっている。

これでは明らかに力が入りすぎている。
そして、そんな状態では高いパフォーマンスを発揮できない。
もし、力が入りすぎているな、強迫観念にせかされているな、と感じたら、一息ついて力を抜こう。
いつもがんばっている人こそ、力を抜くことが必要である。







■おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本記事が、読者の悩みや苦しみ、辛い気持ちを少しでも緩和し、前向きになれる気付きや希望を提示できたものであれば、筆者としてこれほどうれしいことはありません。
ひいては、読者が抱えている困難の克服や夢の実現を通して、社会と人類への貢献につながることを願ってやみません。

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