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ポジティブになる方法│ネガティブになる3つの原因を対策する

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世間一般においては「ポジティブであること」がもてはやされている。

まるでネガティブな感情や思考は悪であるかのような扱いだ。

確かにすべての事象に対して常にネガティブな感情や思考で対峙することには問題があるだろう。

それは思考がネガティブで埋め尽くされることが良くないのであって、ネガティブが悪いわけではない。

 

望ましいのは、ポジティブとネガティブの両立だ。

ポジティブとネガティブを戦わせて、残った答えが最適解となる。

実際には、常にネガティブな人間などいない。

人間にはもともと生活をより良いものにしたいという、根本的な欲望があるからだ。

もともと持っているポジティブと、成長の過程で身に付けたネガティブの両立とは、どういうものなのだろうか。

 

蔓延するポジティブ原理主義

一般的に、ネガティブなものの見方よりポジティブなものの見方の方が良いこととされている。

さらに、ネガティブな見方よりポジティブな見方の方が苦手であり、身に付けることが難しいことだとされている。

この風潮はとても根強く、普段の生活の中で目にする機会が非常に多い。

例えば、新聞や街中の広告、あるいは書店の自己啓発コーナーやビジネス書、ビジネス雑誌といったものだ。よほどポジティブになりたいらしい。

そしてその中身は、ポジティブが人生を救うというような、神や宗教と区別がつかない論調が目立つ。

しかし、彼らの言うようにポジティブはすべてを救う神のような存在であり、ポジティブな考え方は身に付けることが難しいのだろうか。

そしてネガティブな感情や思考は排除すべき悪の象徴なのだろうか。

 

実際には、常にネガティブな人間などいないし、常にポジティブな人間もいない。

気分が沈めばネガティブに考えてしまうものだし、気分が乗っているときはポジティブになるものだ。

つまり、ネガティブなのかポジティブなのかの判断は非常に流動的で曖昧なものである。

それにもかかわらず、自分をネガティブな人間だと決めつけ、人生に悲観し、

ポジティブなものの見方を習慣づけることができない、ダメ人間だと勘違いしていないだろうか。

それこそ不要なネガティブな感情ではないだろうか。

 

ポジティブもネガティブも両方大切

いつでもどこでも100%ポジティブになろうなんて間違いだ。

ポジティブもネガティブも重要な要素であり、両方適度に必要なものである。

ポジティブもネガティブも同じくらい尊重して扱うバランス感覚が大切だ。

 

・結論 両方を検討した上での結論であればそれが最適解

ポジティブでいることが正解なのではない。

十分で慎重な検討が重要であり、そのうえでの判断であれば、それがポジティブなものであれ、ネガティブなものであれ、正しい結論である。

判断として、積極的なネガティブもあり得るのだ。発展的解消や戦略的撤退というやつだ。

逆に、十分な検討もせず無理矢理な判断としての消極的なポジティブは、良い結果を生まない。

 

・偏った見方、判断プロセスを省略した見方がダメな理由

ものの見方に大きな偏りや省略があると必ずそこに盲点が発生する。

その見落としから失敗につながってしまう。

短絡的なネガティブや無理に取り繕ったポジティブはむしろ害悪である。

状況を悪化させてしまうリスクが伴う。

多くの事故は、こういった無責任な判断から生じた盲点が原因となり発生しているのだ。

判断プロセスを省略するにしても、なぜ省略できるのかを説明できなければならない。

それは省略した者の責任である。

 

・ポジティブにもネガティブにも考えてみる

状況を判断する場合は、公正公平にポジティブネガティブの両方を検討し、その上で正確な判断をしなければならない。

それを無理にポジティブに考えるということはこうした正しいプロセスを飛ばしたもので、無責任なものだ。

ポジティブだけ、ネガティブだけという片方に偏った見方の検討ではダメ。

判断のプロセスを省いた表面的なポジティブやネガティブはダメ。

無責任なポジティブはリスクが高いことを肝に銘じなくてはならない。

 

なぜネガティブになってしまうのか

人生を生きていれば、ネガティブな事態を避けることはできない。

そして、一度ネガティブの罠にかかってしまうと、そこから抜け出すことは容易ではない。

一体なぜ、ネガティブはこんなに厄介なのだろうか。

 

・ネガティブの性質

人間は何かに注目すると、それに関する情報を集める性質がある。

このため、ネガティブな部分に一旦気付いてしまうと、ネガティブな情報がどんどん集められる。

 

ネガティブな情報が蓄積されると、それに基づく思考や発想はネガティブに染まっていく。

それに連動する感情もネガティブに変化していく。

これがネガティブスパイラルの入り口だ。

事態はゆっくりとネガティブに進み始める。

このスパイラルが始まるとネガティブな部分に注目してしまい、実現性よりも失敗の可能性に思考が引きずられていく。

思いつく発想や着眼点はどんどんネガティブなものになる。

それに連動して感情面では、不安や恐怖がさらに大きくなる。

こうしてネガティブな感情や思考は増幅していく。

 

・ネガティブの原因① ネガティブだという思い込み

自分をネガティブな人間だと勘違いしている人が多い。

課題に直面して勇気が出ない時、楽観的に考えられない時に、それができる人を見てあこがれる。

「なぜあの人はこんな状況でひるまないのだろう。」

「なぜあの人はこんな状況で果敢に挑戦できるのだろう。」

このように「できる人」に対して「できない自分」を比較したとき、自分に対してネガティブな評価を下している。

つまり、客観的な自分への評価を行っているわけではなく、できない時にできる人を見た感想として自分をネガティブに捉えているのである。

 

・ネガティブの原因② 自信がない

未経験のものや、まだ経験が浅い課題に直面したとき、うまくできそうにないな、と直感する。

このような自分に対する自信の無さもネガティブの引き金になる。

自分への失望は自信を削ぐ。

こうした事態に直面すると自信縮小のスパイラルに入る。

つまり、どんどん自信を無くしていく。

自信を無くした状態では、ポジティブな発想は難しい。

こうしてネガティブな思考と感情が自分を占めていく。

 

・ネガティブの原因③ 状況の停滞や悪化

自分が置かれている状況の悪化や、努力むなしく停滞が続くと、ネガティブに引き寄せられる。

どんなに努力していても、集中するあまりに視野が狭くなっていては、突破口は見いだせない。

また、ある出来事にショックを受けていたり、たくさん課題を抱えていたりで、冷静さを失うと、

パニック状態に陥り、やはり事態は好転しない。

この過大なストレスを抱えていては、ネガティブに思考と感情を支配され、ポジティブな発想は生まれない。

 

ポジティブになる方法

ネガティブは加速する。できるだけ早くネガティブの要因をつぶし、ネガティブの増幅を停めなければならない。

そのヒントをいくつか以下に挙げる。

しかし、重要なのは方法ではなく、なんとかしてポジティブな材料を探そうという強い意思である。

 

・ポジティブへの取り組み① ネガティブの誤解を解く

自分がネガティブな人間であるという誤解を解こう。

過去の積極的、活動的だったこと、意見を主張したこと、主張を通したことを思い出し、紙に書き出してみよう。

いくつかあるはずだ。

それを見直し、自分がネガティブな人間だという思い込みは誤解であったということに気付こう。

自分にも誇らしい瞬間があったことを思い出そう。

 

この世には、いつもポジティブな人もいないし、いつもネガティブな人もいない。

理想として掲げているいつもポジティブな人など存在しないのと同じように、

自分もいつもネガティブではないことを再確認しよう。

 

・ポジティブへの取り組み② 自信をつける

自分の得意分野に関してはポジティブに事態を把握し、楽観的積極的に取り組むものだ。

しかし、いま現実にネガティブに感じているなら、その課題に対して苦手意識があるのだろう。

それならば経験を積み、自信をつけることでポジティブに考えられる範囲を広げていく。

 

いま、自分がネガティブになっているなと感じているなら、それは自分の苦手な分野において勝負していこうとする時である。

それは、むしろ称賛されるべきポジティブな姿勢だと言える。

自信がなく、ネガティブなのは今だけだ。

 

・ポジティブへの取り組み③ ネガティブを食い止める

目の前のことに集中するあまりに視野が狭くなり、突破口が見いだせない状態が続くと、そのストレスがネガティブな思考や感情につながる。

一度ネガティブな印象を持ってしまうと、それをほっておくとどんどんネガティブが増幅してく。

しかし、これを食い止める方法がある。

 

①解釈を変える

見方を変えることで印象が変わり、気分が軽くなることで元気が湧いてくることはよくある。

例えば課題の期限が明日に迫ったときに、どう考えるだろうか。

「もうあと一日しかない、もうだめだ。」と、考えていては追い詰められていく。

そうではなく、解釈を変え、

「まだあと一日ある。やれることはまだある。」と考えたほうが心に余裕が出来、それがポジティブな姿勢につながるのである。

 

あるいは、言葉の使い方だけでも心の余裕度を変えることができる。

「〇〇が出来ないから〇〇ができない。」という考え方は視野が狭く、どんどん息苦しくなっていく。

この場合は、

「○○ができるから○○ができる。」という考え方だと積極性があり、気持ちも前向きになれるものだ。

 

以上のように、印象が変わるだけでポジティブになれるものだ。

ないもの探しではなく、あるもの探しの習慣を身に付けよう。

●参考リンク:リフレーミングとは│スマートに困難を突破する技術と活用法

 

②事態を俯瞰する

追い詰められたときの視野の狭さは致命的である。

突破口が見つからない時にどんなに深掘りしても、ポジティブ要因は見つからないだろう。

そんなときは、突破口は外側にあるものだ。

例えば事態を俯瞰して眺め、柔軟な対応が可能かどうか見直してみよう。

納期の見直しや期限までの完成度の見直しで、何とか事態を切り抜けられるかもしれない。

こうして事態を好転させるポジティブ要因を俯瞰した見方で探してみよう。

●参考リンク:勝ち組の必要条件│状況を俯瞰的に見る4つの方法

 

③冷静さを取り戻す

目の前の壁の大きさ、圧倒的な仕事量、過大な精神的ショックを受けたなど、冷静さを失うときは誰にでもある。

冷静さを取り戻すのには通常時間がかかるが、これを早める方法がある。

その方法とは「紙に書き出す」である。

頭の中を混乱させているキーワードを抜き出し、メモに書き出し、状況を整理する。

不思議と書き出すだけで、頭が整理されていき、冷静さを取り戻すことができる。

こうして冷静さを取り戻したときの判断は、パニックの時より正確なものになる。

そこから改めて取りかかろう。

●参考リンク:とにかく書けばなんとかなる!人生を救う「メモ」の絶大な効果

 

ポジティブという幻想

ネガティブスパイラルに落ち込んだ時、ここから抜け出したいという気持ちは、当然発生するまったく健全な感情だ。

しかし、ポジティブになれば無条件に幸せになれわけではない。

ポジティブになっても人生という戦いは終わらない。

むしろそのポジティブを味方にして戦わなければならないのだ。

それでもポジティブにあこがれてしまうのはなぜか。

もしかしたら、ネガティブという現実からの逃避願望なのかもしれない。

 







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