男性諸君!自分の人生を取り戻せ!

メンズライフ コンサルティング  - ファイトクラブ

ガイドライン

選択の法則│必ず心理的ハードルが低い選択肢を選ぶ

更新日:

脳はその構造の維持だけでも膨大なエネルギーを消耗するため、日常生活で行われる認知や判断などの活動は、少ないエネルギーでやりくりせざるを得ない。

にもかかわらず、決断には精神的エネルギーを消費する。

複雑な社会生活において、たくさんの決断をしなければならない人間の脳は、どのようにその少ないエネルギーで日々の生活を送っているのであろうか。

 

心理的ハードルが低い方を選ぶ法則

脳は、状況に合わせて、より活動エネルギーが少なくて済む選択をする傾向がある。

これを言い換えると、心理的なハードルが高いものを避ける傾向がある。

その結果、負担の少ない選択肢を選んだり、困難にはチャレンジしないことを選ぶのである。

そして、これはストレスを抱えるときほどその傾向が現れやすい。

 

心理的ハードルの高さ

人間が潜在的に避けたがる心理的にハードルが高いものとは以下のようなものがあげられる。

・未経験なもの…うまく対応できないかもしれないという不安

・責任が重い仕事…失敗したときの責任問題に不安

・苦痛を伴うもの…痛い、つらいことはできるなら回避したい

・立場を悪くするもの…不利な立場になればストレスになる

これらが近い将来訪れることが明確な時、またはこれが予想される時に、事前にこれを回避しようとする。つまり身の危険を感じ、事前に回避するという生物としての基本的な本能的な活動なのである。

 

しかし、心理的ハードルが高さとは、まったくの個人的な主観によるもので、他人の意見は完全に関係ない。

一般的には簡単なことも、その人には困難かもしれないし、

一般的には困難なことも、その人には簡単かもしれない。

各個人には個性があり、得意や不得意があるように、課題や試練の心理的ハードルの高さは、個人によって異なる。

例えば、内向的な人は、初対面の人と接することに心理的ハードルの高さを感じるが、外交的な人はこれを障害と感じない。

同じ事象に対して、人それぞれ受ける印象と、心理的ハードルの高さは異なるのである。

 

心理的ハードルの高さによって変化する言動

集団生活において、各個人には任務が与えられており、特に多くの時間を過ごす会社においては、苦手なこと嫌なことを避けてばかりはいられない。

多少の苦手なことにもチャレンジを繰り返し、対処するスキルを身に付けていく。

かつての未経験や苦手なことにも、慣れによって対応の幅を広げ、成長していく。

しかしその過程においては、試練の連続である。

心理的ハードルの高さに負けているときは、それに挑戦や着手しない理由を探す。

逆に心理的ハードルの高さに負けていない時は、突破口を探そうと可能性、実現性を探す。

つまり、できそうにないと感じるときは、できない理由を探しており、できると信じることができたときはできる理由を探しているのである。

 

これにより、心理的ハードルの高さの違いによって、頭に浮かぶ言葉はポジティブになったりネガティヴになったりする。

・ネガティブ(ハードルが高いと感じるとき):〇〇しなければ△△できない

・ポジティブ(ハードルが低いと感じるとき):〇〇すれば△△できる。

人が課題や障害を前にした時に発する言葉は、言葉になって現れる前にすでに困難の具合を計算済みなのである。

しかし、やる気の問題ではなく、個人の着眼点、得意や不得意の問題なのである。

 

・社会の現実

しかし、日本の「みんな平等」思想を前提とした教育で育った日本人たちは、個性の存在をいまいち理解しきれていないため、自分の感じる心理的ハードルの高さと他人が感じる心理的ハードルの高さが同じだと勘違いしてしまう。

その結果、上司や先輩からの指導は、正論だが個性を無視したものとなり、

指示の内容に対し心理的ハードルが高いと感じる者にとってはより高いストレスとなる。

つまり、同じ指示が上司や先輩からあっても、これを受ける部下や後輩は、各個人で受けるストレスの量が異なる事実に注意である。

パワハラ、いじめ、セクハラ

心理的ハードルが高い方ではなく、低い方を選ぶという判断の方針は、物理学のモデルに似ている。

この状態がより低いエネルギー準位で安定するというモデルは、簡単に言えば、川の水が高いところから低い方に流れていくという、当たり前の論理に通じている。

そしてこれは、社会問題のいじめや各種ハラスメントにも見ることができる。

 

人はそれぞれ、個人の事情により日常生活において、ストレスやイライラをため込む。

そのため込む様子はさながらダムのようである。

通常、週に一度の休日にはそれぞれの時間を過ごし、ストレス解消をすることで、ダムで言う放水を定期的に行い、このダムの決壊を防ぐ。このため、ストレス解消は非常に重要な生活習慣なのである。

しかし、ストレスを処理しきれなかったり、ダムの壁の薄い部分がある場合はその部分から、決壊する。

このバランスの崩壊により、貯まったエネルギーは低い方に流出する。

これは、親などの甘える対象への八つ当たりや、自分より劣位の人間に対する理不尽な扱い(いじめ)、部下や女性へのパワハラ、セクハラとして表面化する。

 

状況の停滞

人は自分の習慣や苦手な部分を改善しようと取り組むのだが、その思いと裏腹に全く状況が改善しないということがよくある。

痩せたいのに痩せれない。

○○を止めたいのだが、結局止められない。

取りかかりたいのに気が進まない。

これらは、○○したいのだが、それに必要なエネルギーに壁を感じ、そこにエネルギーを使うより、現状に満足しようとする別の勢力との戦いの結果である。

このような積極性と消極性が同じ力で押しあっているために、状況が停滞する。

物理学的には、この状態を平衡状態と言い、(残念ながら)非常に安定した状態と言える。

これも目の前に立ちはだかる心理的ハードルの高さに、臆病になった結果である。

腰が重いとはこのことである。単純にやる気の問題ではなく、個人的に苦手なだけである。

 

変わりたいのに変われない、といった悩みは多いが、事実上変わらなくても満足できているというのが現実である。

悩む本人はそんなことない!本気で悩んでいる!というに違いないが、人間が気持ちを入れ替え本気で変わろうとしたときの覚悟というものは、そんなものではない。

もっと強烈な一撃が必要だ。

 

不可能が可能になるとき

それまで何度トライしても、できなかったことや苦手なことが克服できてしまうときがある。

どんな努力を続けても変えることができなかった状況を変えることができる強烈な一撃とはどのようなものだろうか。

その答えは、恐怖である。

 

人間は恐怖を獲得したとき、それまで着手できなかったどんな苦手なことにも挑戦できたり、目標の実現のために苦痛に耐えることができるのである。

これはつまり、それまで高いと思っていた心理的ハードルも、より高いものと比較したとき、相対的に低く感じられ、そちらを選択するわけである。

この相対比較が大きいものほど効果が高い。

それまでどんなに手につかなかったり、その言い訳をしていた課題にも、恐怖を覚えるほどの別の心理的ハードルの高さを目の前にした時、途端に嘘のように、これまで苦手だったものにも飛びつく。

 

子供を例にとると、子供は夏休みの宿題をため込み、連休明け前日に先生に怒られまいと必死に着手し始めたりする。

現実的な例では、気が進まず先送りにしていた仕事があり、上司にそれについての叱責を食らったとき、最優先で取りかかるだろう。

また、結婚式前の女性は、苦も無くダイエットに成功する。

一生の思い出になるであろう結婚式の写真には、きれいな姿を残したいものだ。

このきれいな写真を残したいという思いは、逆に解釈すれば醜い自分の姿を残したくないという恐怖感の獲得が積極的な姿勢に表れているのである。

このように、人は目の前に迫ってくる数々の選択肢のうち、より心理的ハードルが低い方を選ぶようになっている。

 

ある偉人が大きな挑戦を続けたり、有名選手が厳しい練習に耐えられるのは、それ自体の苦痛よりも、事業の失敗や勝負に負けることの恐怖を大きく、リアルに感じられるからこそ、試練に負けないのである。

 

-ガイドライン

Copyright© メンズライフ コンサルティング - ファイトクラブ , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.