会社ではキチンと仕事をこなしているし評価も悪くない。人当たりも良く、友達も多い。
端から見て、女性に嫌われそうな点が一切見当たらず、とても彼女がいないようには見えない…。
だが、それでもずっと彼女がいないという男性は多い。
彼女がいない理由として、本人は「忙しすぎて出会いがないから」、「恋愛なんてめんどくさいから」と考えている。
しかし本当の理由は、彼女を作ることに抵抗を感じているからである。
しかも本人がそれを自覚できていないことがさらに問題を潜在化させてしまい、長期化しているのである。
それでは、そんな理由を踏まえた上で、それでも彼女を作る方法について解説する。
目次
「彼女いそう」なのにずっと彼女がいない人の特徴
どこにも女性にモテない要素が見当たらないが、何年も彼女がいない男性は結構いる。
決して女性に興味がないわけではないが、女性とは心理的に距離感がある。
物理的にも心理的にも。
職場に女性が少ない
一般的に、男性は一日の大半を会社で過ごすことになる。
そこに女性が少なければ、生活の多くの時間を出会いのない空間で過ごしていることになる。
これでは彼女を作ることが難しい。
もちろん職場は彼女を作る場ではないが、そこで知り合った女性から紹介なども考えられるし、現実的には職場で知り合った女性と結婚する割合は高い。(約3割)
つまり、「職場に女性が少ない」という理由だけで彼女を作ることが難しい。
プライベートが充実している
会社で全力を使い切り、やっとの思いでたどり着いたオフの時間だが、帰宅後や休日の過ごし方が、一人で楽しむスタイルが確立されていると、やはり彼女を作ることは難しい。
さらに前述の「職場に女性が少ない」という条件が掛け合わされていると、事態は致命的と言っていい。
出会いがなければ出会いようがないからだ。
恋愛に興味がない
普段からラブソングやラブストーリー(ドラマや映画)に興味を示さない男性もいる。
酒の席でも恋愛話には一定の距離を置き、決して身を乗り出すことがない。
恋愛モノに興味がないのだ。
かつて彼女がいたことがあっても、彼女がいたときの楽しさよりも不快に感じた記憶が鮮明で、恋愛に対して冷めている。
これでは恋愛に対して積極的になれない。やはり彼女を作ることは難しいだろう。
女性にモテないという勘違いをしている
「俺はモテない」という自信が強すぎて、現実がよく見えていない。
つまり、女性に気に入られているのに、そうした女性からのサインが全く目に入らない。
もともと常識的で清潔感もある真面目な男性であれば、誰かに気に入られているものである。
しかし、女性からの好意的なアプローチは明確なものではないため、見落としがちである。
さらに、「女性にモテるはずがない」という思いが強すぎると、明かな女性からの好意的なアプローチを受けても、断ってしまったりする。
「きっと何かの間違い」「勘違いだったら恥ずかしすぎる」
「俺に好意があるはずがない」「何か裏があるんじゃないか」
自分から彼女を作る努力もせず、女性からのアプローチも避けてばかりいたら、彼女を作れるわけがない。
こうして彼女いない歴がまた延長されていくのである。
プライドが高い
「出会いがない」、「いい女がいない」が口癖になっている男性は、プライドがとても高い。
自分に自信があるので、彼女にしたい女性のレベルが高く、妥協するつもりもない。
要は、美しい女性や知的な女性でなければ、興味を持たない。
もちろんそのような女性との出会いはなく、彼女を作ることにチャレンジする機会に恵まれない。
これではいつまでたっても彼女はできない。
彼女がいない本当の理由
彼女がいないのは、出会いがないからでも、一人が好きだからでもない。
あるいは、女性から嫌われるような外見や性格だからでもない。
ずっと彼女がいない理由は、もっと自分の内面の奥深くに隠れている。
全部言い訳
何で彼女作らないの?女が嫌いなの?と聞かれても返す言葉はいつも同じ。
出会いがない、いい女がいない、彼女なんてめんどくさい、作るのもめんどくさい、仕事が忙しい、一人が一番…
あるいは女性からアピられても、「俺に気があるわけがない」と、まるで取り合わない。
これらはすべて自分の都合で作った言い訳である。
恋愛という不安な状況や女性に対する恐怖心から逃げるために、現実を捻じ曲げて状況を解釈し、自分の内面の問題に向き合えない自分に対する正当化として、恐怖に向き合わなくていい理由を自分に言い聞かせているに過ぎない。
彼女がいない本当の理由は、恋愛や女性に対して恐怖心を抱いているのである。本当は、怖くて怖くて仕方がない。
それを受け入れられないから、気付かないふりをし続けている。
女性に慣れていない
そもそも人間は、不安に感じるものを避ける傾向がある。慣れていないもの、苦手なものはできるだけ避けたがる。
恋愛に関しても同様で、女性に慣れていない男性は、どうしても恋愛を遠ざけがちである。
慣れない恋愛という状況に戸惑い、どう立ち振る舞ったらいいか不安ばかりがつのる。
高校や大学で女性と接点が少なかった男性は、女性に対する苦手意識が作られ、その後の人生でもなかなか恋愛に踏み込めず、苦手意識を抱えたままになってしまう。
さらに時間の経過とともに、恋愛に対する自信も失い、さらに事態は悪化する。
つまり、どんどん苦手意識が強化され、恋愛に対する不安が大きくなっていく。
そしてついに、女性と接する機会を避けるようになったり、言い訳を作って逃げるようになる。
ましてや、自分から踏み出すことはありえない。
恋愛に関して自信がない
人生全般に言えることだが、恋愛に関しても自信は重要である。
自信があるときは、活動的で声にもハリがあり、姿勢もよくなる。
しかし、女性に慣れていなかったり、失恋の深い傷がまだ癒えていないと、恋愛に関する自信が貧弱で、消極的になる。
仮に女性との出会いがあっても到底うまくいく気がしないから、声もかけられないし、最後の一押しができない。
さらに、わざわざ自分から勇気を振り絞ってまで出会いを作りに行くこともできない。
恋愛を遠ざける深い傷
誰でも最初から自信や経験があるわけではない。
しかし若いときには恋愛特有の衝動によって、自信がないながらも勢いでぶつかっていく。
もちろんどんな熱い思いも空回り、不自然な態度になってしまい、そうした違和感を察知されて、距離を置かれてしまう。
このとき、恋愛以外の点で自分に自信がある人は立ち直りが早く、次の恋愛にチャレンジできる。
しかし、そもそも自分に自信がない男性は、なかなか立ち直ることができない。
立ち直ることができていない間は、自信が回復できておらず、恋愛に関して消極的なままで、恋愛という状況自体を避けるようになる。
彼女を作るために必要なこと
彼女を作るためには、女性に対する恐怖心を乗り越えなければならない。
そのためには、少しずつ丁寧に、女性に慣れることである。
恋愛対象を選ばない
彼女を作る最も簡単な方法は、アピールしてくる女性をそのまま彼女にしてしまうことだ。
相手をえり好みしている場合ではない。まだそんなレベルではない。
何かに誘ってくれる女性がいたら、その話に乗っかること。
興味がない女性だとか、興味のない誘いだとか、いつもの言い訳を止めて、流れに乗り続けること。
たとえラッセンの絵や怪しげな壺を交わされそうになっても、話だけは聞きに行く。
おそらく気付いた時には、その女性が彼女になっている。恋愛なんてそんなも。
ショップで女性と話す
ショップの店員は勝手に話しかけてくる。
徐瀬に声をかける勇気がない男性には、女性と話すきっかけをつかみやすい場である。
たいてい「何をお探しですかー?」と声をかけてくるので、何か適当に季節ものの服を探していることにすればいい。
後は、話の流れで勝手に服を選んで持ってきてくれる。
そしてレジで会計を済ませるまでの間、ずっと話をすることができる。
コツは、暇そうなお店だ。店員も退屈で話し相手に困っているから、きっと丁寧に接してくれる。
女性と話せて、服を選んでもらえる。まさにいいことづくめである。
美容師と話す
美容師は、話すことも仕事である。だから、美容室も女性に慣れるための訓練の場にふさわしい。
たいてい、「今日はお休みですか?」という当たり前すぎる質問がくるが、これが会話の入り口。
話を発展させるためのきっかけ作りにすぎず、本当にお休みかどうかなんて聞きたいわけではない。美容師だって休みなのを知っている。
後は適当に仕事の話とか適当に話を振ってくれるので、答えるだけでいい。
接客のプロの店に行く
キャバクラ、ガールズバー、風俗店は男性にとって最強の女性慣れアイテムだ。
もちろん安くはないが、話すことや癒すことが仕事なのでこれほど訓練にふさわしい場はない。
お客様の気分を害させない接客態度(のはず)なので、飛び込んでしまって後は流れに任せるだけでよい。
楽しすぎてハマってしまうかもしれないが、むしろ好都合。
女性に慣れてない男性にとっては、ハマるくらいでちょうどいいだ。
なぜならハマったころには、もう女性に対する苦手意識なんて特化にぶっ飛んでいるだろう。
それこそ女性に慣れていない男性の目指すべき境地である。
傷つきすぎない
自信がないときというのは、傷つきやすく立ち直りにくい。
しかし、訓練には経験と共に失敗がつきもの。つまり傷つくこともある。
慣れないことに緊張しすぎて、不自然なふるまいになってしまったり、そんな自分が情けなくて死にたくなるだろうが、辛いのは今日一日だけ。
明日には少し傷が癒えているものだし、きっと次はうまくいく。なぜなら一度経験したから。
こうしてめげずに経験を積むことで、いつの間にか緊張感は和らいでいく。
失敗したことよりも、勇気がなければできなかった経験を積んだ自分に誇りを持つことが大切。
1つ経験を積んだということは、彼女を作るための階段を一つずつ上がっていることだという意識を持ち、無駄に傷つきすぎないようにしよう。
行動する
様々な経験を経て、女性と接することに慣れてきたら、もう何も恐れることはない。
思いのまま行動しよう。
意中の女性がいるなら誘ってみればいいし、興味が湧いたら街コンに行ってもいい。
慣れることさえできたら無敵だ。
気軽に興味のある女性に声をかけていいし、連絡先もスムーズに聞けるだろう。
男性に接するときと全く同じように。
注意点 恋愛テクニック論に騙されるな
彼女を作るためにどうしたらいいのだろうか…
そんな思いでネットで調べたり、雑誌のコラムを読んだところで、実は何も解決しない。
女性が男性に求める、清潔感、気遣い、言葉のかけ方とはどんなものか。
どんなお店でどんなふるまいをすれば、女性に気に入ってもらえるのか。
こんなことを知り、暗記なんかしても、そもそも女性はそんな表面的な印象の良さで、男性に惚れることは無い。
そもそも、女性に気に入られようとして行動する男性なんて誰も相手にしない。
相手の顔色を気にするような態度は、絶対に女性に受け入れられることは無い。
恋愛において注目するべきなのは、自分の外側の世界ではない。自分の内側に潜む課題である。
自分が持つ恋愛感情に対する認識、女性という生き物の認識が間違っているままだと、相手からの好意を汲み取れないし脈ありサインを見落とすことになるし、ついには恋愛自体を遠ざける生活になる。だからずっと彼女がいないのだ。
本当は彼女が欲しいけど、どうにも突破口が見いだせない。どうにも行動を起こす気にもなれない。
ということなら、自分が自分にブレーキをかけていることに気付くこと。
これが見落としがちな、彼女がいない男性の問題の本質である。
自分の感情を把握することができていて、女性と接することもある一定の経験を済むことができていれば、清潔感がなくても、気遣いがなくて多少強引でも、好意を伝えられた女性に気に入られるだろう。
何事も問題の解決には本質を見抜かなければならない。そして問題の本質は、必ず表面には表れない。内面の奥深くに潜んでいるのである。
まとめ
彼女がいそう、居てもおかしくない、むしろ結婚してそうと言われるくらい魅力があるのに、彼女がいない男性があまりに多い。
彼らはただ単に出会いがないから、彼女なんてめんどくさいだけ、と考えているが、本当は避けているだけだ。
イイ男なら女性がほっとかない。しかし女性からのアプローチをことごとく粉砕。
出会いがないと言いながら、全く出会いを作る行動もしない。
彼らは、女性というものが得体のしれない未知の存在に見えて、まるで接し方がわからない。
なぜなら、ずっと避けてきたから。
その結果、女性との接し方がわからなくなってしまったのだ。
しかし、大した問題ではない。
誰にでも不得意分野、苦手なものはあるものだ。
苦手なものには、自分のできるところから少しずつ訓練さえすれば、慣れることができる。
そして、慣れてさえしまえば、メールもデートも自由自在だ。
そんな自由な人生を楽しんでもらいたいと思う。